第17回世界打弦楽器大会 in ソウル:伝統と革新が織りなす6日間


先日、韓国・ソウルで開催された第17回世界打弦楽器大会から帰国いたしました。11月3日から8日までの6日間、世界中の打弦楽器奏者たちが一堂に会する貴重な機会となりました。

国際色豊かな音楽の祭典

今大会には、開催国である韓国をはじめ、ツィンバロンの本場ハンガリーや、スイス、イランなど、実に13カ国から約100名もの演奏家が参加。各国の音楽文化が融合する、まさに世界規模の音楽祭となりました。

参加者一同の記念写真 (写真) 小出賢司

多彩なプログラム

大会期間中は、以下のような充実したプログラムが展開されました:

  • 華やかなオープニングコンサート
  • 各国の特色が光る国別コンサート
  • フィナーレを飾るクロージングコンサート
  • 第一線で活躍する演奏家によるレクチャーシリーズ
オープニングコンサートでの韓国の演奏 (写真) 小出賢司

私自身は、実力派ピアニストとして知られる大越雅子さんのピアノ伴奏のもと、日本コンサートとクロージングコンサートに出演させていただきました。

リスト:ラプソディ2番の演奏 (写真)小出賢司

注目の新企画:国際コンクール

今大会の特筆すべき新しい試みとして、国際コンクールが併設されました。私も審査員として参加し、世界各国の若手演奏家たちの熱演に接する機会を得ました。優勝者には100万ウォンの賞金が贈られ、次世代の才能の発掘・育成にも貢献できたのではないかと思います。

賞状の贈呈

今後の展望

次回大会は2年後に予定されています。今回の成功を踏まえ、さらなる発展が期待される世界打弦楽器大会。この貴重な経験を今後の演奏活動に活かしていきたいと考えています。

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